フォークオイル交換

っということで、フォークオイルの交換を自分でやって見ました。
フォークキャップ外すのには巨大なスパナが必要です。
とりあえず挟めるだけの工具では傷だらけになってしまいますよσ(-_-)
他にも工夫と体力と気合が必要です。

今回は(も)工場長のスペシャルツールのおかげでうまくいきました。
ありがたやありがたや・・・。

はい、先ずは基本のこの姿。ジャッキで浮かす前に緩められる所はぜ~んぶ緩めておきましょう。


ダストシール・リテーニングリング(でかいクリップ)・ストッパーリング(小さいクリップ)を外します


スプリングの中に隠れてしまうロックナット等を締めたり緩めたりする必要がありますがダンパーのロックナットの下までスプリングを押し下げ引っ掛けておく仕事をする物が要るのです。こんな鉄板ならベストです。


一番下のダンパーを止めているねじは、 8mmの六角をスパナで持ちアウターチューブのキャリパーとめるトコに鉄の棒突っ込んでフォークを足で思いっきり踏んづけて気合で緩めます(まだ外さない)。


1200Sは特殊工具が無いとダンパーとアジャスターが外せない・・・とされておりますが今回はビニール紐と鉄板の切れっ端と気合でなんとかいたしました。ここではスプリングに結んで輪を作った端っこを思いっきりふんずけてダンパーロッドを引っ張ります


こういう状態にしないとアジャスターとダンパーを分離できないんですね


バラバラにしましょう。オイルシールのはずし方はアウターからインナーチューブをスッコンスッコン引き抜くようにしてあげます


インナーのメタル類を交換。奥はH-D純正部品。手前左がCB750FC用。手前右がスポーツスター用使用済みアッパーブッシュ。一緒ですね


左がCB750FC用、右がスポーツスターのオイルシール。一緒ですね。前出のメタルはきれいにしたインナーチューブにフォークオイルを塗りつつ装着。そのインナーチューブをきれいにしたアウターチューブに入れてオイルシールを叩き込みます


こんなの使うと便利ですが、無くても古いシールを上に重ねて均等に叩いていけば入ります


中身を戻します。ダンパーを入れて下のねじを締め付けます


ここで失敗・・・・。このフォークにはレーステックのスプリングが入ってるのですがこのスプリングは純正より巻きが細いので、リバウンドアジャスターを先に付けるとスプリングが入らなくなってしまいます。純正スプリングの方はこのままスプリングを上から入れられます。

せっかく付けたけど外しました。

アジャスターのダイヤルはカチカチっと一番引き出した所から13ノッチ回して初期設定って書いてあったかな?サービスマニュアルに。

 


レーステックのスプリング。こんな刻印付いてますが意味不明です。 フォークオイルはスプリングを入れる前に入れます。初めに少なめに入れてダンパーをしゅこしゅこ上下させてから一旦捨てて、それからちゃんとフォークオイルを入れました。大体勘で280ml位入れたかな?インナーとアウターを上下させたりダンパーを何度も引き上げたりしてエア抜きも必要。上から油面144mmに調整・・・


こんな物使って口で吸いました。


オイルがちゃんと入ったらまた力技です。 スプリングを入れてその上にワッシャー、カラー、ワッシャー、リバウンドアジャスターの順に取り付け。次にフォークキャップを付けますがそこまでずっとこの紐のお世話になります。鉄板も必要ですね。フォークキャップが付いたらプリロードアジャスターを組んでインナーチューブを引き上げ締め付けて完了!


ダストシールも忘れずに。 これはCB750FC用。 HD純正との違いは角が丸いかスクエアーかの違い位です。刻印は番号末尾のアルファベットの違いのみ


今回一番役立った物


無事完成。
奥の車帰ってこなくて良かった~。

今回使った部品は
ハ~レ~                  本田        
部品番号 部品名        価格  部品番号    価格
45465-87 SLIDE BUSHING 1540      -        - 
45461-87 BUSHING,upper 1330  51414-463-003  460
45378-87 OIL SEAL      1910  91255-463-003  960
45401-87 SEAL dust     1400  91254-463-003  670
※各1個の価格です。

+ フォークオイル(WAKO’S 10番)

自己責任でお楽しみください!