うちのSportester XL1200Sは、1999年10月に新規登録。
まぁまぁ乗ってましたが7~8年前に車検切れで放置(汗
今年の5月に久々の車検をとったのでたま~に乗ってるのですが、Rブレーキの利きがすこぶる悪い。
ブレーキパッドを変えてみましたが全然変わらなかったので重い腰を上げてRブレーキマスターシリンダのカートリッジを交換(リビルト)することにしました。
カートリッジの値段がおそらく当時の2倍以上に上がっているのでなんだか嫌いになりそうです>@H-D
今回は「カートリッジ」だけ購入しました。
「マスターシリンダー リビルド キット」とか「マスターシリンダーカートリッジ」なんて名前で出ています。
某店舗で¥7980円。
Cクリップを外してもともと付いているプッシュロッドを取り付ける必要があります。
カートリッジ上側に凸に合いそうな凹状の箇所がありますが2000年式スポーツスターのRマスターシリンダ内には凹に合う突起はありません。
「四角い断面」になっているところで回らないよう位置決めされますが、「四角い断面」のところがマスターシリンダ側に嵌っていないとカートリッジがくるくる回ってどこが上かわからなくなります。
ブレーキラインのクランプも外します。自分のはマフラーのせいで外しにくかったです。。。
あらかじめブレーキフルードは紙で全部吸ってしまいました。
このロックナットはひじょーに固く締まってますがブレーキラインのクランプとバンジョーボルトを外してブレーキラインをどかした後で27㎜のボックスで緩めることができました。(ほんとは「1-1/16inch?」)
多分大丈夫なんですが、なんか無理がありそうでマスターシリンダを車体から外してからくるくる回して取り外しました。
ここからが大変なんです。
プッシュロッドを外すためにダストブーツを外すのですが中に入っているスプリングが結構強力なんです。
画像にあるように眼鏡レンチを抑えにしてにしてグイっとスプリングを沈めた状態でCクリップを外しました。
ここのCクリップ外しにはスナップリングプライヤーの軸用を使います。(私の手持ちは軸穴両用ですけど)
ダストブーツを外した後はプッシュロッドを押し込んだままピストンとプッシュロッドを分離するためにもう一つカートリッジ内のCクリップを外します(ここは穴用)。
木工用のクランプを使って押し込みながらの取り外しです。
怪力を持っているか工夫しないと一人ではできないと思います。
大きなロックナット側が汚れてますけどカートリッジのOリングの所で止まってるので清掃すれば問題なさそうです。
ここはもう付けちゃったあとなんですが、カートリッジ内のピストンに元のカートリッジから外したプッシュロッドを乗せてクランプで押し込んで新品のカートリッジ付属のCクリップで固定します。
最後にダストブーツの取り付けですが、ここも馬鹿力が必要です。
結構苦戦した後でタイラップを使ってある程度スプリングを縮ませてから眼鏡レンチを使って押し込んで作業したらうまくCクリップを留めることができました。
ピストンはメッキ残ってるけどまぁまぁの汚れ。
ピストンのシールは膨れてダメっぽい。やっぱりここかな?原因は。
シールが出れば再利用できそうですけどどうかなぁ。捨てるか。。。
23年目にして初のリアブレーキ マスターシリンダ オーバーホールでした。
まめに乗ってれば劣化も少ないのかもですね。
さてと、作業はちょっと大変ですが出来上がれば満足感があるのでいいんですけど、
作業以上に億劫なのが格納の儀なのでした。。。
狭いと出し入れめんどくさいんです(汗)
久々のBlog投稿でした